このページにたどりついた税務調査に興味がある方へ
まずはじめにこのページをお読みください。税務調査についての一般的な質問とそれに対する回答を掲載しています。さらに詳しく知りたい方は回答の下のリンクをクリックしていただくとさらに詳しい回答のページがあります。
1、税務署はどうしてウチにきたの、選ぶ基準は?
税務署では選ぶ基準を公表しませんが申告書の異常数値や税務署内部の資料情報から選定を行います。最近では選ぶのも自動化され税務署のコンピューターが調査の対象の候補をあげるようになりました。
選定-税務署が来た理由は何か-
税務調査の流れを教えて
税務署から見た一般的な税務調査の流れを図解しましたので以下の記事を参照してください。
図解税務調査の流れ
税務調査の流れ解説‐選定から事前通知まで‐
調査に臨場(訪問)
反面調査から決済まで
修正申告?更生?是認通知?
調査に行きたいと連絡があったんだけど断れる?
一般的に調査を受ける義務があるとされ、ただ単に忙しいとか受けたくないとかいう理由で断ることはできません。日時をずらして欲しいとかなどの理由であれば税務署も応じてくれる場合がほとんどです。
なんの連絡もなしに税務署がきたんだけど
税務署が無予告で調査を行う必要があると判断した場合には、予告なしの無予告調査が行われます。どのように対処したら良いかは税理士さんに聞いてください
プライベートなものも見せる必要がある?
調査にきた調査官は事業に関係のあるもの以外でも、個人の預金通帳を見せて欲しいですとか、机の引き出しを見せて欲しい、金庫の中身をみせて欲しいと頼むことがあります。見せるひつようがあるかは難しいところですが、特に拒む理由がなければみせてしまうのが楽かもしれません。秘密は調査官には守秘義務というのがあり守られることになります。
調査官の昼食は用意する必要がある?
最近の調査官はどんなことがあっても会社が用意した昼食は食べないようです。利害関係者がどうだとか最近はうるさいからのようですね。コーヒーとかお茶とかの類であればのむようです。昼食の用意は必要ありません
取引先や銀行に行くと言われたんだけど
調査官が取引先や銀行に確認に行くひつようがあると判断した際には、取引先や銀行への反面調査が行われます。あらかじめ反面調査を行うと告げられずに行われる反面調査もあります。これは拒否することはできませんがどうしても行って欲しくない取引先(反面調査先)がある場合には調査官に言っておくと行かない場合もあります。ただしそれじゃあ全部隠さないで話すならば反面調査を行わないとか条件がでると思いますが・・・。
税務職はどこまでウチの会社について知っているの?
税務署がどこまで会社のことを知っているかはとても気になるところだと思います。銀行への預金照会などは基本的に調査に訪問してからでないと行ってはいけないと解釈されているため、預金の動きを全てしっているということは少ないと思います。タレコミ等があった場合には事前に入念な事前調査が行われることもあります。
資料情報について
修正申告の提出を依頼されたんだけど
日本の税制は申告納税制度という納税者が自主的に計算を行い自主的に申告を行うという申告納税制度をとっているため、調査の際に調査官が非違をみつけだ場合でも、納税者が自主的に修正申告を出すという形があります。税務署からすると納税者に自主的に申告をしてもらうという形をとるため後で争われるというリスクを無くすわけです。修正申告に納得がいかない場合に修正申告を出さない場合には、税務署長が所得や税額を決める更正処分が行われます。
更正処分って取り消してもらえる?
更生処分に納得ができない場合には、税務署長に自主的に見直してもらう異議申し立て、国税不服審判所への不服申立、裁判所への更正処分取消訴訟を行うことができます。裁判の前に異議申し立てや不服申立をする必要があります。詳しくは税理士や弁護士に相談しましょう
税金はまけてもらえる?
基本的にはまけてもらえません。ただ税法も法律の解釈による部分も大きいためグレーゾーンが白になったり黒になったりということは有り得ます。すべて調査官に従わずに自分の言いたいことは言っておくべきです。
また一度修正申告をしてしまうと、裁判などであらそうことができなくなるため修正申告をする際は慎重にすべきです。
ここからは税務調査以外の質問と回答です
税務署にノルマってあるの?
税務署に明確なノルマはありません。年間に調査を何件するかは期首に計画を建てている為、年間計画件数はあります。
税務署の職員にはどうやったらなれる?
税務署職員になるには高校卒業者のための税務Ⅲ種試験、大学卒業者のための国税専門館試験があります。
また俗にキャリアとよばれる国家Ⅰ種試験に合格し国税庁または財務省に採用されると税務署や国税局に出向し働くことがあります。
国家一種受験体験談
税務署の役職がよくわからないだけど?
税務署では役職が上の順に
署長
副署長、特別調査官
総務課長
第一統括官
その他の統括官
上席
調査官
役職無し
という順番になります(例外もあります。)
出世とキャリア
税務署に入社しても全員が署長になれるわけではありません。統括官以上は管理職となるため統括官になれず上席で終わる人が半数以上となります。
国家Ⅰ種で財務省に採用されると入省後、3年目で国税局の調査課に派遣され大法人や銀行の調査を経験し、その後留学が終わった7年生くらいで地方の税務署の副署長として現場を学ぶことが多いです。
税務職員の給与
職務の専門性とか困難性というよくわからない理由で、一般の行政職の公務員より約1割ほど高い税務職俸給表という俸給表により給与が支給されています。
この俸給表の2級と3級が調査官、4級と5級が上席、6級が統括官以上となっています。
人事院勧告関連資料